外部フィルター(改)硝酸塩還元フィルター

これは10年以上前に自作した記事です。

魚をたくさん飼うと気になってくるのが硝酸塩

その硝酸塩をシステムで下げたいと思い硝酸塩還元フィルターを作りました。

その前に硝酸塩還元とは?

飼育すると発生する硝酸塩その生産過程は アンモニア→亜硝酸→硝酸塩NO3 これはご存じですよね。 このNO3を嫌気環境でのバクテリアの力を借りてNO3を分解させます。

この事を還元と言います。

結局はバクテリアが仕事をするのですが、

バクテリアに最適な環境を整わすシステムが硝酸塩還元フィルターと言います。

目指すシステムは嫌気バクテリアが活発な活動を行うORP-150mvフィルター

まず、テストしたのがCaリアクターの転用

一般的なセラミック濾材を入れてベースとしてみました。

CaリアクターではpHエレクトロードを使いますが、 硝酸塩還元フィルターではORPを計測するのでORPエレクトロードとORPモニターを使用。

次に還元に必要な生分解プラスティック

こいつをまだ容量比が分からないので適量投入

排水量を調整して大体ORPを-150mvに設定 すると、

数日過ぎて

還元後に発生する窒素ガスが発生

調子に乗って大量投入

窒素ガスが大量に発生

が、弊害も出てきたのでこれは入れ過ぎと判断

それと緩やかな反応を求めて容量拡大へ進める。

外部フィルター転用試作1号機

使用したのはこのフィルター

給排口の形状が気に入りこれをベースとしました。

必要な構造にヘッド部をリメイク

ORPエレクトロード差込口、給排口を増設

フィルター内部はこんな感じ

窒素ガスを分離させようとインペラー吸入口にも一工夫

フィルター内で循環させるようにバイパスを作る

エーハイム500を選定したのは給排口は共にバイパスの垂直型で配管がし易いためです。

試作機なので通水量がコントロールしやすい強制通水で回しています。

生分解プラを多めからスタート

やっぱり懸念していた問題が発生

スライム状のバクテリアコロニーが色んな場所に発生

試行錯誤して硝酸塩プラスティックの量を見極める作業が続く

さらに使い易くする構造変更も進め

完成機がこちら

外部フィルターはオリジナルのまま

外付け部分だけですべての機能を賄っています。

まず給排機能 Caリアクター用コンバーターの構造を流用して自給式となりました。

窒素ガスの分離

大型分離タンクを作り効率良く窒素ガスを分離

分離タンク上部にはORPエレクトロード差込口を装備

これで300L程度対応の生分解プラ使用の硝酸塩還元フィルターが完成しました。

システムは約一週間かけて本稼働し始めます。

生分解プラの量ですが硝酸塩濃度が高いとバクテリアの活性が高くなりコロニーが多発する傾向があります。

プラの量で性能が決まる感じでは無く、

ベース濾材容量で決まるので起爆剤としてプラを使うイメージかと思います。

少量で時間かけてゆっくり脱窒させた方が安定した性能を発揮出来ると思います。

ちなみに 今まで数種濾材を使った還元フィルター簡単なイメージですが

◎生分解プラ

メリット:反応が穏やかで弊害も無く使い易い、還元が始めると水槽内のコケ、デト抑制が確認される。

デメリット:システム内にスライムが発生しやすい

◎サルファー

メリット:立ち上がりは比較的早く反応は強烈で少量でも強力な還元力がある。

デメリット:中和するセカンドステージが必要。茶ゴケが発生しやすい。

◎バイオペレット

メリット:システムがコンパクトで比較的早く反応が出る

デメリット:硝酸塩が減ってくるとデトリタスの発生率が増える

細かい詳細はそれぞれの記事にて載せます。

0コメント

  • 1000 / 1000